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[1D04] シーリングシステムの長期劣化が安全機能に与える影響評価
(2)シナリオ設定
キーワード:シーリングシステム、地下水流動解析、シナリオ設定
地層処分における坑道の閉鎖技術として考えられている坑道埋め戻し材や止水プラグといったシーリングシステムは、長期的な劣化・変質によって期待されている安全機能が低下し、その結果、閉鎖後にそれらが卓越した移行経路となることが懸念されている。坑道や立坑そのものが核種の移行経路となり得る要因を分析した上で、それらが安全機能へ及ぼす影響を評価することは地層処分の安全性を確保する上では重要である。
本報告では、シーリングシステムの安全機能が失われた際に生じうる流動パターン(影響モード)を想定した地下水流動解析(透水性の異なる種々の構成要素を考慮した3次元不均質場の流動解析)を行い、施設の劣化等によって卓越した地下水流動経路が生じるかの評価について示す。また、シーリングシステムの機能喪失に関するFEPの整理に基づき、シーリングシステムが卓越した移行経路となり得るシナリオを示す。
本報告では、シーリングシステムの安全機能が失われた際に生じうる流動パターン(影響モード)を想定した地下水流動解析(透水性の異なる種々の構成要素を考慮した3次元不均質場の流動解析)を行い、施設の劣化等によって卓越した地下水流動経路が生じるかの評価について示す。また、シーリングシステムの機能喪失に関するFEPの整理に基づき、シーリングシステムが卓越した移行経路となり得るシナリオを示す。