2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[1E10-15] 燃料デブリの分析・廃炉技術

2020年9月16日(水) 15:25 〜 17:05 E会場 (Zoomルーム5)

座長:有馬 立身(九大)

15:40 〜 15:55

[1E11] 福島第一原子力発電所の燃料デブリ分析・廃炉技術に関わる研究・人材育成

(22)共晶反応により作成したUO2-B2O3/ZrO2-Al2O3/ZrB2の物性

*吉田 辰太朗1、鬼塚 貴志1、宇埜 正美1 (1. 福井大学)

キーワード:燃料デブリ、共晶反応、UO2、機械的性質

福島第一原子力発電所の燃料デブリは、核燃料が被覆管や構造材等と溶融・凝固した鋳物である。これらは冷却速度によって種々の空隙を持ち、その機械的特性に影響を及ぼす。安全に燃料デブリを取り出すために、燃料デブリの破壊強度を正確に予測することは重要である。
本研究では、共晶反応によりUO₂模擬溶融凝固体を異なる冷却速度で作成した。XRDによる生成物の分析およびSEM-EDS観察に基づき生成濃度の高い相毎に分類し、マイクロビッカース硬さ及びナノインデンター硬さを評価した。また、模擬溶融凝固体との比較として高密度の焼結体試料を作成し同様の評価を行った。