2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1G01-07] 熱流動実験・数値解析

2020年9月16日(水) 10:00 〜 12:00 G会場 (Zoomルーム7)

座長:堀田 亮年(規制庁)

10:00 〜 10:15

[1G01] 時系列3次元界面形状データを用いた分散相追跡手法の検討

*堀口 直樹1、山村 聡太2、吉田 啓之1、阿部 豊2 (1. JAEA、2. 筑波大)

キーワード:多相熱流動、シミュレーション、3D-LIF、CFD、時系列3次元データ、分散相追跡手法

多相流動を解明するため時系列かつ2次元または3次元における界面形状データを取得可能な詳細計測手法が開発されている。例えば、燃料冷却材相互作用における溶融燃料ジェットの微粒化物といった分散相の詳細計測が実施され、3次元空間におけるその粒径等の時系列データの取得が達せられているが、個々の分散相を追跡する手法がないことから、3次元速度データの取得には至っていない。本報では、時系列3次元データを用いた分散相追跡手法の検討結果を報告する。本手法の適用性の確認には、TPFITを用いた詳細二相流動シミュレーションにより取得した3次元空間における分散相の体積率分布と速度分布データを用いた。結果として、分散相について時刻間の体積率分布の相関を取ることで速度を評価できることを確認した。