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[1H01] プール型試験研究炉の仮想的な事故条件での大気拡散解析
キーワード:プール型原子炉、グレーデッドアプローチ、ソースターム、確率論的リスク評価、OSCAAR
試験研究炉の事故時における施設内外への放射線影響を定量的に示すことは、グレーデッドアプローチ (等級別扱い)を適切に適用するために重要であることから、これまで設計基準を超える事故の進展挙動等の検討を行っている。本報告は、発電炉での使用実績のある確率論的リスク評価(PRA)手法を適用したレベル3PRAコードOSCAARを用いて、試験研究炉JRR-3を例とし、事故時に放出される放射性物質(ソースターム)に対して様々な気象条件を考慮した大気拡散挙動を解析し、放射線影響を評価した結果について報告する。