2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1H10-12] 臨界実験解析

2020年9月16日(水) 16:00 〜 17:00 H会場 (Zoomルーム8)

座長:遠藤 知弘(名大)

16:15 〜 16:30

[1H11] 高温ガス炉核的予測精度高度化のための研究開発

(6) 燃料濃縮度を高めた新臨界体系の検討

*佐野 忠史1、左近 敦士1、高橋 佳之2、深谷 裕司3、藤本 望4、橋本 憲吾1 (1. 近大、2. 京大、3. JAEA、4. 九大)

キーワード:KUCA、黒鉛炉心、臨界実験、燃料濃縮度

高温ガス炉核的予測精度高度化を目的として、KUCA固体減速体系に高温ガス炉を模擬した黒鉛体系を構築し臨界実験を実施している。本実験体系はテスト領域とドライバー領域で構成されるゾーン型炉心であり、テスト領域の燃料構成をEU板1枚、NU板1枚として濃縮度を約6wt%に調整し実験を行ってきた。本年度の研究として、実機体系に対して一般化バイアス因子法を適用するための臨界実験データ取得を目的としてテスト領域の濃縮度を変化させた体系での実験を予定しており、その事前解析結果について報告する。