2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[1I05-07] 新型軽水炉開発

2020年9月16日(水) 14:45 〜 15:45 I会場 (Zoomルーム9)

座長:木村 礼(東芝ESS)

14:45 〜 15:00

[1I05] 多目的利用を実現する軽水小型PWRの開発

開発目標とプラントコンセプト

*杉浦 寛和1、木谷 朋之1、片岡 嘉彦1、谷口 洋1 (1. 三菱重工業)

キーワード:小型炉、原子力船、海上浮体式原子力発電プラント

脱炭素社会の実現、分散型電⼒供給システムへの適用性を考慮し、軽水小型PWRの開発に取り組んでいる。開発している軽水小型PWRは、原子力エネルギーによる小規模な送電網への電力供給だけでなく、原子力発電を船舶に搭載することにより被災地や離島での電源供給や船舶の動力源として多目的に活用する。小型モジュール型原子炉は、原子力発電所の安全性とロバスト性を向上させ、原子力の経済性を改善し、スケールファクタによるコスト不利を克服することが期待されている。また、離隔地での運用を想定した船舶搭載炉ではメンテナンス等のプラント運用に関わる負荷を低減することが望ましい。本開発研究では、それらの実現に向けたプラントコンセプトを策定し、実現可能性を検討した。