16:15 〜 16:30
[1I10] I-129のFBR炉内装荷による核変換の成立性
キーワード:LLFP、核変換、高速炉、炉内装荷
LLFPの1つであるI-129は極めて長い半減期と粘土質鉱物に吸着しにくい性質を持つため、地層処分の安全評価上、重要な核種と認識されている。そこで、Na冷却高速炉を用いたI-129の核変換処理技術について検討した。
従来のLLFP核変換研究では、炉心特性への影響を最小化するため、炉心周辺領域への装荷が想定されていたが、本研究では径方向ブランケットを削除することなく、中性子束の高い炉心領域にI-129を装荷することで、効率的核変換と燃料増殖の両立を試みた。
「もんじゅ」を対象炉心とし、集合体に配置された燃料ピンの内、各隅の6本をBaI2ピンに置き換え解析を行った結果、炉心特性へ大きな影響を与えることなく、I-129の実効半減期を約16年(100万分の1)に短縮できることが分かった。
従来のLLFP核変換研究では、炉心特性への影響を最小化するため、炉心周辺領域への装荷が想定されていたが、本研究では径方向ブランケットを削除することなく、中性子束の高い炉心領域にI-129を装荷することで、効率的核変換と燃料増殖の両立を試みた。
「もんじゅ」を対象炉心とし、集合体に配置された燃料ピンの内、各隅の6本をBaI2ピンに置き換え解析を行った結果、炉心特性へ大きな影響を与えることなく、I-129の実効半減期を約16年(100万分の1)に短縮できることが分かった。