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[1J01] 大規模公共イベント等における核・放射性物質モニタ技術開発
(1)広域モニタリングシステムの開発
キーワード:核セキュリティ、大規模公共イベント、核・放射性物質検知、放射線イメージング、放射線量分布マッピング
日本原子力研究開発機構では、文部科学省核セキュリティ強化等補助事業の下、広域における放射性物質検知技術開発を進めている。本プロジェクトでは、大規模公共イベント等において、核・放射性物質を用いたテロ行為等を未然に防ぐため、それらを広い範囲にわたってモニタリングし、迅速に検知するための技術・装置を開発する。廃炉環境国際共同研究センターが開発したガンマ線源可視化技術の核セキュリティ現場への応用、GPSを用いた放射線量マッピング技術の高度化、核物質検知のための中性子源検出器の開発の3つを軸として、個々の技術の開発と伴にそれらを連携・統合させ、多角的・効率的なモニタリングシステムを開発する。将来的には、ドローンや自走式ロボットに搭載し、広域でのモニタリング、検知、核種同定などを自動・遠隔で実施するシステムの構築を目指す。