2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 404-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[1J01-04] 核不拡散・核セキュリティ技術1

2020年9月16日(水) 10:00 〜 11:10 J会場 (Zoomルーム10)

座長:相楽 洋(東工大)

10:45 〜 11:00

[1J04] レーザー駆動中性子源を用いた核共鳴透過分析技術開発

(2)データ取得システム開発

*伊藤 史哲1、李 在洪1、高橋 時音1、鈴木 敏1、小泉 光生1、堀 順一2 (1. JAEA、2. 京都大学)

キーワード:中性子共鳴透過分析法、レーザー駆動中性子源、データ取得システム

核不拡散技術開発の一環として、レーザー駆動中性子源を用いた核共鳴透過分析システム(中性子飛行時間(TOF)測定システム)の技術開発を行っている。高強度パルス中性子源を用いたTOF測定を行う際、パルス発生時のフラッシュ、多くの中性子が一時期に来ることから、検出器(特に光電子増倍管)のベース電圧に揺らぎが生じることがあり、計数率も非常に高くなる。ベース電圧の揺らぎは、単純にパルス整形してパルス波高を計数するデータ収集システムにおいて、データ取得効率が下がる要因となる。また、計数率が高くなるほど、データ処理時間等の影響からデータ取得効率が下がる。本研究では、データ取得効率を高く保つ波形処理法を確立するため、高速波形デジタイザを用いて、ビーム照射後から波形を全て記録し、実験後に別途波形処理手法の開発を進めた。その結果を報告する