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[1J10] Development of Japanese Long-term Optimal Power Generation Mix Model considering Nuclear Fuel Cycle including Pu Isotopic Composition
Keywords:Atomic energy, Nuclear fuel cycle, Power generation mix, Optimization, Plutonium
本研究においては、核燃料サイクルをモデル化したものを日本国内の最適電源構成を導出するモデルと結合することにより、日本国内において原子力発電が果たしうる役割について考察することを目的とした。線形計画法にてシステムの総コストを最小化する二つのモデルを結合し、ウラン価格や原子炉の容量制限などのシナリオを変更しながら、それぞれにおける最適な電源構成やその場合の炉型ごとの容量推移や出力推移、また具体的な燃料利用の内訳などを追った。試算結果として、ウラン価格の変動により国内の電源構成における原子力の役割は変動しづらく、いずれも設定した上限に近いものとなった。一方で原子力発電の内訳に関しては、ウラン価格高位の場合に高速炉の需要が増加、またMOX燃料の利用比の変化などが見られ、核燃料サイクルの実用化の必要性を示唆しうるものとなった。