2020年秋の大会

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[1J12-14] 安全文化・リスク認知

2020年9月16日(水) 16:00 〜 17:00 J会場 (Zoomルーム10)

座長:堀尾 健太(電中研)

16:00 〜 16:15

[1J12] 原子力発電所の安全文化評価の方策検討

データ収集のための質問紙の試作

*高城 美穂1、余村 朋樹2、前田 典幸2、井上 枝一郎2 (1. ㈱原子力安全システム研究所、2. (公財)大原記念労働科学研究所)

キーワード:安全文化、セルフアセスメント、健全な安全文化の特性

安全文化を醸成するためには、組織の安全文化を自ら評価し、より健全な安全文化となるように取り組んでいくというセルフアセスメントが重要である。そこで本検討では、安全文化評価のためのデータ収集の一方策として、質問紙の試作を行った。一般に、質問紙調査によって文化評価を行うことは困難であるが、安全文化評価においては、質問紙によるデータは他の様々なデータと合わせて解釈されるものであり、また自己評価であるため、質問紙の回答の意味を評価者が解釈することは可能と考えられる。

質問項目は、INPO(2013)による「健全な原子力安全文化の特性」を“目指す安全文化の姿”とし、現状とのギャップの有無と、ギャップがある理由や、ギャップがないと判断した根拠の記載を自由記述で求めた。質問紙は実務者による試行を実施した。詳細な内容については、当日報告する。