2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[1K01-06] 原子炉の保守,保全技術の高度化1

2020年9月16日(水) 10:00 〜 11:45 K会場 (Zoomルーム11)

座長:新間 大輔(日立)

10:45 〜 11:00

[1K04] 電子ビーム溶接による監視試験片再生技術の実機への適用性検討

*小畠 亨司1、山岡 鉄史2、服部 泰大2、櫻谷 誠司3、橘内 裕寿3、神長 貴幸4 (1. 日立GE、2. 東芝ESS、3. NFD、4. 東電HD)

キーワード:原子炉圧力容器、電子ビーム溶接、試験片再生、シャルピー衝撃試験、低合金鋼

運転期間延長認可制度の制定に伴い、40年を超えてプラントの運転期間の延長認可を受ける場合には、新たに2回の監視試験の追加実施が求められる。しかし、国内BWRプラントにおいては、追加の試験を行うための試験片は装荷されていないため、試験済みの監視試験片のうちシャルピー衝撃試験片の未変形領域を活用した試験片再生によって、不足する監視試験片数を補う必要がある。これまで実機にて中性子照射を受けた試験片を再生することを目的として、ホットセル内で使用可能な小型電子ビーム溶接機によるシャルピー衝撃試験片再生技術の開発を行った。本発表では、電子ビーム溶接による監視試験片再生技術を実機プラントに適用するにあたり、JEAC4201-2007にて実施が求められている熱影響部幅測定・熱回復幅測定およびシャルピー衝撃試験の結果について報告する。