2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[1K07-11] 新型炉開発および先進原子炉施設設計技術

2020年9月16日(水) 14:45 〜 16:15 K会場 (Zoomルーム11)

座長:宮川 高行(原電)

15:45 〜 16:00

[1K11] 機器設置位置の床の動剛性を考慮した機器応答評価法の検証

*後藤 祥広1、熊谷 貴仁2、俵谷 侑吾2、小島 直貴3 (1. 日立、2. 日立GE、3. 日立産業制御ソリ)

キーワード:3次元FEM、機器と構造物の動的相互作用、動剛性

制御盤やファンなど比較的軽量な機器の耐震評価では、建屋の地震応答解析モデルで得られた機器設置床の加速度応答が用いられる。この加速度応答は機器と床の動的相互作用の影響が考慮されないため、実際よりも大きくなる傾向がある。
本研究では、機器設置位置の床の動剛性を考慮することで、建屋モデルと機器モデルを連成することなく動的相互作用が考慮可能な機器応答評価法の検証を行った。機器設置床の振動モードに着目し、機器と床を連成したモデルで得られた応答と比較することで、この評価手法で床の振動特性が模擬可能な範囲を確認した。 
その結果、床の1次モードが卓越する振動数範囲では、機器と床を連成したモデルと同等の振動応答が得られること、2次以上の床の振動モードが卓越する範囲では振動応答の精度が低下する可能性があることを確認した。