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[1M11] 放射線量とエネルギースペクトルによる放射線源の位置推定
キーワード:放射線源の推定、機械学習、エネルギースペクトル、プラスチックシンチレーションファイバー、モンテカルロ法
原発事故後の廃炉作業などを行う場合,「放射線源の核種と位置」を推定することは重要な課題であり,我々は,機械学習の手法を用いた推定方法について検討を行ってきた.「機械学習を用いた放射線源の位置推定法」を実用化させるためには,モンテカルロ-シミュレーションを用いて作成した学習データと実測の測定データの整合性をとる必要がある.
今回,実験室レベルの標準放射線源(10 kBq以下)を用いて,放射線量とエネルギースペクトルの空間分布の測定データを収集し,モンテカルロシミュレーションによる学習データにフィードバックさせることで,実測データとの整合性を図った.放射線量の2次元分布やエネルギースペクトルの測定にはNaIシンチレータを用い,3次元の線量分布測定には,「らせん状に配置したプラスチック・シンチレーション・ファイバー」を用いた.これらの実測データを用いて,機械学習による推定の検証を行った.
今回,実験室レベルの標準放射線源(10 kBq以下)を用いて,放射線量とエネルギースペクトルの空間分布の測定データを収集し,モンテカルロシミュレーションによる学習データにフィードバックさせることで,実測データとの整合性を図った.放射線量の2次元分布やエネルギースペクトルの測定にはNaIシンチレータを用い,3次元の線量分布測定には,「らせん状に配置したプラスチック・シンチレーション・ファイバー」を用いた.これらの実測データを用いて,機械学習による推定の検証を行った.