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[1N12] 直線偏光ガンマ線を用いたTa-181の核共鳴蛍光散乱実験
キーワード:核共鳴蛍光散乱、コンプトン散乱ガンマ線
Ta-181はアクチナイド核種と変形度などの核構造的特徴が一致しており、核物質の非破壊分析において、模擬試料として使用するため、励起準位の共鳴幅やスピン・パリティなどの詳細な情報が必要である。そこで、米国デューク大学において、レーザーコンプトンガンマ線ビームを用いて、Ta-181原子核の核共鳴蛍光散乱実験を行った。中心エネルギー約3.0MeV、半値幅約4%のレーザーコンプトンガンマ線ビームを、Ta-181ターゲットに照射し、散乱ターゲットからの共鳴散乱ガンマ線を5台の高純度ゲルマニウム検出器を用いて測定し、入射ガンマ線の偏光面に対する散乱ガンマ線の角度分布を測定した。本講演では、直線偏光レーザーコンプトンガンマ線ビームを用いて行ったTa-181の核共鳴蛍光散乱実験の結果について報告する。