3:15 PM - 3:30 PM
[2A10] Investigation on distribution of radioactive substances in Fukushima
(10)Analysis of radiocesium concentration and spatial variability of throughfall in Japanese cedar stand in Namie town, Fukushima Prefecture
Keywords:Throughfall, Radiocesium, Spatial variability, Rainfall partitioning, Japanese cedar stand
本研究は、福島県浪江町のスギ林において、樹冠通過雨中の放射性Cs濃度形成機構と空間変動性について調査を実施した。スギ樹冠下に設置した12個の雨水サンプラーを用いて、樹冠通過雨量と137Cs濃度を定量し、それらの空間分布特性と樹冠構造との関係解析を行った。樹冠通過雨の137Cs濃度は総雨量が増加すると低減傾向を示したが、樹冠密度が高い地点では雨水に溶出する137Csの容量が多いため、雨量とともに林床への累積移行フラックスが増加することが示唆された。