2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2C01-07] 照射効果1

2020年9月17日(木) 10:00 〜 12:00 C会場 (Zoomルーム3)

座長:西田 憲二(電中研)

10:30 〜 10:45

[2C03] 高速重イオン・電子の複合的照射下における蛍石構造酸化物の微細組織変化

*塘中 宏樹1、丸尾 彩夏1、安田 和弘1、松村 晶1、石川 法人2、Jean-Marc Costantini3 (1. 九大、2. JAEA、3. CEA-Saclay)

キーワード:複合放射線照射、原子力材料、透過型電子顕微鏡、電子励起、はじき出し損傷

高効率・安全な原子力発電の実現のために、優れた耐放射線損傷性を持つ燃料・材料の開発は重要です。原子炉および廃棄物材料の使用環境に存在する異なるエネルギーおよび線質(エネルギー損失過程)の放射線による重畳照射効果と微細組織発達を明らかにすること次世代燃料・材料の開発のために重要な役割を果たすと考えらます。本研究では、二酸化ウランの模擬研究材料である二酸化セリウムを用いて試料作製し、高速重イオン照射(100~200 MeV 重イオン)した試料に電子顕微鏡を用いた電子照射(200~1250 keV)を行いながら照射欠陥形成・成長過程を「その場」観察し、電子励起およびはじき出し損傷の重畳照射下での微細組織発達過程を調べました。