2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2C08-13] 照射効果2

2020年9月17日(木) 14:45 〜 16:30 C会場 (Zoomルーム3)

座長:村上 健太(長岡技科大)

16:00 〜 16:15

[2C13] イオン照射したステンレス鋼モデル合金の機械的性質と微細構造変化に対するSi添加の影響

*馬渕 貴魁彰1、土井 武志2、福元 謙一1、藤井 克彦3 (1. 福井大、2. 関西電力、3. INSS)

キーワード:APT、TEM、照射誘起偏析

イオン照射した316ステンレス鋼モデル合金に対し、アトムプローブトモグラフィー(APT)と透過型電子顕微鏡(TEM)による微細構造観察と、超微小硬さ試験を実施した。Ni-Siクラスタは可動転位に対する弱い障害物であり、照射硬化に影響を与えると考えられる。Ni-Siクラスタの障害物強度????????????????は0.073であった。また、APT観察から、Si-addedモデル合金では、フランクループ周辺のSi原子の濃縮が確認された。照射硬化に対する定量分析の結果から、Si原子濃縮によるフランクループへの偏析硬化係数は1.12であると得られた。