2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2C14-18] 人材育成

2020年9月17日(木) 16:30 〜 18:00 C会場 (Zoomルーム3)

座長:大矢 恭久(静岡大)

17:30 〜 17:45

[2C18] 実機プラント材料分析による原子炉容器照射脆化評価技術実習

(5)破壊靭性試験実習

*山本 真人1、三浦 靖史1 (1. 電中研)

キーワード:原子炉圧力容器鋼、健全性評価、シャルピー衝撃試験、破壊靭性試験、中性子照射脆化、評価技術実習

原子炉圧力容器の健全性評価で使用される試験および評価技術の基礎を習得するための人材育成実習を実施した。日本電気協会規程JEAC4201およびJEAC4206に沿う評価の概要を座学で学んだ後、主要な試験技術であるシャルピー衝撃試験および破壊靭性試験について実習を行い、試験機の動作原理と評価に用いるパラメータの物理的意味の習得するプログラムとした。実習では、延性―脆性遷移温度の異なる二種類の材料および複数の試験温度を組み合わせて試験条件を設定し、延性破壊と脆性破壊の破壊形態の差異を確認するとともに、これらが用いる材料や試験温度に応じて遷移していくことを実感できるよう配慮した。