2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D01-02] 分析法

2020年9月17日(木) 10:00 〜 10:35 D会場 (Zoomルーム4)

座長:佐藤 努(北大)

10:15 〜 10:30

[2D02] U(VI)の高感度分析に向けた極低温TRLFSの開発

*斉藤 拓巳1、青柳 登2、Huiyang Mei1 (1. 東大、2. JAEA)

キーワード:TRLFS、極低温、ウラン、化学形

福島第一原子力発電所の廃炉のおける燃料デブリの変質挙動の理解や放射性廃棄物処分における放射性核種の動態評価では,多様な環境条件下での対象元素の化学形の理解が不可欠である.特に,U(VI)やCm(III),Eu(III)のような蛍光性イオンに対しては,時間分解型レーザー蛍光分光測定(TRLFS)が有効である.特に,液体ヘリウムクライオスタットを用いた極低温測定を行うことで,蛍光スペクトルの強度と分解能が向上し,対象イオンの化学形の評価性能を向上できる.本発表では,そのような蛍光性イオンの高感度分析を可能とする極低温TRLFSの開発とU(VI)を含む複数の固相への適用結果を報告する.