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[2D08] 耐放射線性を考慮した遠隔型微小振動計及び能動素子の初期的検討
キーワード:廃止措置、健全性評価、振動計測、耐放射線性、耐放射線素子
福島第一廃炉に向けて、基礎的機器開発などを進めてきた。放射線場作業の専門家から、機器の保守などを含めれば、機器の耐照射性への要求が高いとの指摘を受け、これに対応するためディスクリート素子を使った、静電式の距離計測及び振動計を試作しており、電子回路、性能について報告する。なお、多数の小型振動計を、加熱による損傷を受けた構造機器に設置することで、構造機器中の音速分布を評価し(レーザー衝撃などによる打撃を要する)、材質変化が推定できると考える。コンクリートを例に、強度変化の検出可能性についても示す。また、耐照射性確保には、能動素子自体の改良も有用と考え、FIB加工による小型電子管(50μm角程度/素子)を試作しており、このプロトタイプ(mmサイズ)などについて紹介する。なお、この素子では、小型化及び信頼性確保のために、傍熱式のカソードを用いている。小型化の目的は、回路を集積するためである。