2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2D13-17] 事故炉の廃止措置技術2

2020年9月17日(木) 16:30 〜 18:00 D会場 (Zoomルーム4)

座長:鈴木 達也(長岡技科大)

16:30 〜 16:45

[2D13] 福島第一原子力発電所 燃料デブリの搬送装置に関する研究開発状況

*杉浦 鉄宰1,2、寺井 藤雄1,2、栗原 賢二1,2、湯口 康弘1,2 (1. IRID、2. 東芝ESS)

キーワード:福島第一原子力発電所、廃炉、燃料デブリ、輸送装置

福島第一原子力発電所(1F)の廃炉作業において、取り出された燃料デブリは1F構内の別建屋へ搬送し、仮保管する計画である。燃料デブリの受け取り/構内搬送/引き渡しまでの過程では汚染拡大の防止、および線源移動に伴う作業員アクセス箇所の遮へいが求められる。また、燃料デブリは水濡れ状態であり放射線分解による水素発生が想定されるため、非乾燥状態で燃料デブリを搬送する場合は水素爆発防止対策が求められる。IRIDではこれら課題を解決するための技術開発を進めており、遮へい機能付きダブルドアと希釈ガス注入による水素処理システムを併せ持つ燃料デブリ搬送装置の開発コンセプトと課題について報告する。