2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2I13-17] MA回収・核変換技術

2020年9月17日(木) 16:30 〜 18:00 I会場 (Zoomルーム9)

座長:有田 裕二(福井大)

16:30 〜 16:45

[2I13] 柔軟性の高いMA回収・核変換技術の開発

(9)高濃度MA含有金属燃料装荷高速炉の燃料および炉心設計

*大釜 和也1、太田 宏一2、原 俊治2、永沼 正行1、大木 繁夫1、飯塚 政利2 (1. 原子力機構、2. 電中研)

キーワード:金属燃料、MA核変換、ナトリウム冷却高速炉、燃料挙動、炭化ケイ素

将来の不確実性に対する柔軟性の高いMA回収・核変換技術開発の一環として、高濃度MAを含有したU-Pu-MA-Zr合金燃料を装荷し、高いMA核変換効率を達成する高速炉炉心設計を実施した。SiC/SiC複合材製のラッパ管を使用し、同材で構成した減速集合体を炉内に分散装荷することで炉心安全特性および出力ピーキングを改善し、全炉心に約20wt%の高濃度MA含有金属燃料を装荷した炉心の成立性を確認した。また、燃料挙動解析により、同炉心における燃料健全性が照射期間を通じて確保できる見通しを得た。