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[2K10] 水蒸気爆発の緩和対策に関する検討
キーワード:水蒸気爆発、溶融炉心、アクシデントマネジメント
国内BWRでは、シビアアクシデント対策として、溶融炉心落下前に格納容器下部に注水する。溶融炉心落下時には、溶融炉心と冷却水の相互作用により、急激な水蒸気発生等が生じ、特に衝撃波を伴う場合には水蒸気爆発と呼ばれる。実機において想定される溶融物を用いた大規模実験の知見から,水蒸気爆発の発生の可能性は極めて低いと考えられる。しかし、さらなる安全性向上の観点から、水蒸気爆発を防止・緩和するための対策を検討した。
本稿では、検討した対策の概要を述べる。また、水蒸気爆発に関する過去の知見を整理するとともに、対策設備を導入した場合の効果について検討した。
本稿では、検討した対策の概要を述べる。また、水蒸気爆発に関する過去の知見を整理するとともに、対策設備を導入した場合の効果について検討した。