2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2K09-13] 溶融炉心挙動,FCI・MCCI対策

2020年9月17日(木) 15:40 〜 17:05 K会場 (Zoomルーム11)

座長:神山 健司(JAEA)

15:55 〜 16:10

[2K10] 水蒸気爆発の緩和対策に関する検討

*藤井 正1、栗原 圭祐1、森山 清史2 (1. 日立GE、2. マサキテック)

キーワード:水蒸気爆発、溶融炉心、アクシデントマネジメント

国内BWRでは、シビアアクシデント対策として、溶融炉心落下前に格納容器下部に注水する。溶融炉心落下時には、溶融炉心と冷却水の相互作用により、急激な水蒸気発生等が生じ、特に衝撃波を伴う場合には水蒸気爆発と呼ばれる。実機において想定される溶融物を用いた大規模実験の知見から,水蒸気爆発の発生の可能性は極めて低いと考えられる。しかし、さらなる安全性向上の観点から、水蒸気爆発を防止・緩和するための対策を検討した。
本稿では、検討した対策の概要を述べる。また、水蒸気爆発に関する過去の知見を整理するとともに、対策設備を導入した場合の効果について検討した。