15:30 〜 15:45
[2L09] BWRを用いた標的α線治療向けAc-225の生成法検討
キーワード:沸騰水型軽水炉、医療用RI、中性子フィルター
本研究では、Ra-226をBWRに装荷し核変換を行うことで医療用RIのAc-225を生成する方策について検討した。目的とするAc-225はRa-226の(n,2n)反応で生成されるが、特に熱中性子炉では意図しない(n,γ)反応によって不純物となるAc-227(半減期:21年)が多く生成される。そこでRa-226の第一共鳴吸収(Er= 0.54eV)と同エネルギー帯にRa-226よりも大きな共鳴を有するEr-167を中性子フィルターとして用いたAc-225の純度向上(Ac-227の生成抑制)策について検討した。