2020年秋の大会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-3 中性子源・中性子工学

[2M07-11] 中性子スペクトル,減速特性,断面積解析及び集光ミラー

2020年9月17日(木) 14:45 〜 16:15 M会場 (Zoomルーム13)

座長:木野 幸一(産総研)

14:45 〜 15:00

[2M07] コンバータ箔の閾値反応を利用したX線用IP転写法による高エネルギー中性子スペクトル測定結果の評価

*藤谷 佑樹1、加美山 隆1、佐藤 博隆1、日塔 光一2、上松 幹夫2、園田 幸夫2、鵜野 浩行3、上本 龍二3、鬼柳 善明4 (1. 北大、2. TTSI、3. 住重アテックス、4. 名大)

キーワード:中性子エネルギースペクトル、放射化法、転写法、イメージングプレート、粒子輸送計算

中性子照射場における中性子中性子照射場における中性子エネルギースペクトルの評価は、各種中性子源のビーム特性を評価する上で重要である。そこで我々は、閾値反応を利用したコンバータ箔の放射化に起因するβ線を広いダイナミックレンジを有するX線用IPに転写し、得られたIPのPSL値から高エネルギー中性子スペクトルを評価する測定を試みた。その際、PSL値には閾値反応による生成核種の寄与の他に共鳴吸収反応に起因する生成核種からのβ線の寄与も含まれる。そこで本研究では、コンバータ箔と同じ金属で構成された複数の厚さのフィルター箔をコンバータ箔に重ねることで、閾値反応と共鳴吸収反応それぞれに起因する生成核種からのβ線の分離評価を試みた。その結果と粒子輸送計算コードPHITSによる計算結果を比較することで、高エネルギー中性子スペクトルの測定結果の評価を行った。エネルギースペクトルの評価は、各種中性子源のビーム特性を評価する上で重要である。そこで我々は、閾値反応を利用したコンバータ箔の放射化に起因するβ線を広いダイナミックレンジを有するX線用IPに転写し、得られたIPのPSL値から高エネルギー中性子スペクトルを評価する測定を試みた。その際、PSL値には閾値反応による生成核種の寄与の他に共鳴吸収反応に起因する生成核種からのβ線の寄与も含まれる。そこで本研究では、コンバータ箔と同じ金属で構成された複数の厚さのフィルター箔をコンバータ箔に重ねることで、閾値反応と共鳴吸収反応それぞれに起因する生成核種からのβ線の分離評価を試みた。その結果と粒子輸送計算コードPHITSによる計算結果を比較することで、高エネルギー中性子スペクトルの測定結果の評価を行った。