2020年秋の大会

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II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-3 中性子源・中性子工学

[2M12-15] 小型加速器中性子源

2020年9月17日(木) 16:15 〜 17:30 M会場 (Zoomルーム13)

座長:坂佐井 馨(JAEA)

16:45 〜 17:00

[2M14] 名古屋大学におけるBNCT用加速器型中性子源システム開発

(1)システム開発の進捗状況

*吉橋 幸子1、土田 一輝1、瓜谷 章1、本田 祥梧1、渡辺 賢一1、山﨑 淳1、鬼柳 善明1、宮島 司2 (1. 名大、2. KEK)

キーワード:ホウ素中性子捕捉療法、加速器、陽子ビーム、ビーム輸送、中性子計測

名古屋大学では、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を目的として、静電加速器とリチウムターゲットを組み合わせた加速器駆動小型中性子源の開発している。エネルギー2.8MeV、最大電流15mAの陽子ビームはQマグネットレンズや偏向マグネットを通してリチウムターゲットまで輸送される。高電流の陽子ビームをターゲットまで正確に輸送するため、ビーム輸送モデルを整備して、ビームの調整を行った。さらにビームスキャニングシステムを導入し、陽子ビームをターゲットに照射し中性子を発生させた。本発表では、ビーム輸送モデルの紹介と中性子計測結果について報告する。