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[2M14] 名古屋大学におけるBNCT用加速器型中性子源システム開発
(1)システム開発の進捗状況
キーワード:ホウ素中性子捕捉療法、加速器、陽子ビーム、ビーム輸送、中性子計測
名古屋大学では、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を目的として、静電加速器とリチウムターゲットを組み合わせた加速器駆動小型中性子源の開発している。エネルギー2.8MeV、最大電流15mAの陽子ビームはQマグネットレンズや偏向マグネットを通してリチウムターゲットまで輸送される。高電流の陽子ビームをターゲットまで正確に輸送するため、ビーム輸送モデルを整備して、ビームの調整を行った。さらにビームスキャニングシステムを導入し、陽子ビームをターゲットに照射し中性子を発生させた。本発表では、ビーム輸送モデルの紹介と中性子計測結果について報告する。