16:45 〜 17:00
[2N15] 先進的ろう付接合法を応用したタングステンと低放射化フェライト鋼の接合技術によるダイバータ受熱機器開発
キーワード:先進的ろう付接合法、タングステン、低放射化フェライト鋼、ダイバータ、伝熱特性
先進的ろう付接合法を応用したタングステン(W)と低放射化フェライト鋼 (JLF-1)の接合技術開発を行った.
WとJLF-1を接合する際,熱膨張係数の違いから,接合層近傍に残留熱応力が生じる.良好な接合を行うには,残留熱応力の緩和が必要不可欠である.そのため,WとJLF-1の間に中間緩衝材として銅(Cu)を使用した.WとCu,CuとJLF-1 の界面にろう材BNi-6(Ni-11%P)を挿入したW/BNi-6/Cu/BNi-6/JLF-1の構造を構成し,接合界面に対して垂直方向に一定の圧縮荷重を加えた状態で960℃の熱処理を行った結果,良好な接合結果が得られた.各接合部に対してマイクロスケールの組織観察,組成分析,ビッカース硬さ試験を実施し,接合部の状態を評価 した.また,接合継手の熱伝導特性を確認する目的で,W側に電子ビーム熱負荷試験を実施し,各接合界面および接合層の伝熱特性を評価した.
WとJLF-1を接合する際,熱膨張係数の違いから,接合層近傍に残留熱応力が生じる.良好な接合を行うには,残留熱応力の緩和が必要不可欠である.そのため,WとJLF-1の間に中間緩衝材として銅(Cu)を使用した.WとCu,CuとJLF-1 の界面にろう材BNi-6(Ni-11%P)を挿入したW/BNi-6/Cu/BNi-6/JLF-1の構造を構成し,接合界面に対して垂直方向に一定の圧縮荷重を加えた状態で960℃の熱処理を行った結果,良好な接合結果が得られた.各接合部に対してマイクロスケールの組織観察,組成分析,ビッカース硬さ試験を実施し,接合部の状態を評価 した.また,接合継手の熱伝導特性を確認する目的で,W側に電子ビーム熱負荷試験を実施し,各接合界面および接合層の伝熱特性を評価した.