4:25 PM - 4:40 PM
[3C07] Study on the Radionuclide Contamination Mechanisms of Concrete and the Estimation of Distribution of Radionuclides
(10)Modeling of penetration behavior of Cs and Sr into concrete at turbine building basement of Fukushima Daiichi Nuclear Power Station
Keywords:Fukushima Daiichi Nuclear Power Station, Decommissioning, Decontamination, Concrete, Sorption, Panetration, Carbonation, Modelling
福島第一原子力発電所の廃炉時に発生する大量のコンクリート廃棄物の処分計画において、事故後から廃炉時までの放射性核種の移行予測は有用である。重要核種であるCsとSrは、骨材やセメント系材料中のC-S-Hに収着されるため、Cs、Srの移行予測には骨材およびC-S-HへのCs、Srの収着モデルを実装した相平衡モデルが必要である。
本研究では、福島第一原子力発電所コンクリートで使用されたものと同じ産地の骨材に対してCsおよびSrの収着試験を実施し、イオン交換反応を用いた骨材とCs、Srの相互作用をモデル化した。この結果を既報のC-S-Hへの収着モデルとともに相平衡-物質移動連成モデルに実装し、高濃度の汚染水が長く滞留していた1号機タービン建屋地下コンクリートを想定したコンクリートへのCs、Srの浸透計算を行った。
本研究では、福島第一原子力発電所コンクリートで使用されたものと同じ産地の骨材に対してCsおよびSrの収着試験を実施し、イオン交換反応を用いた骨材とCs、Srの相互作用をモデル化した。この結果を既報のC-S-Hへの収着モデルとともに相平衡-物質移動連成モデルに実装し、高濃度の汚染水が長く滞留していた1号機タービン建屋地下コンクリートを想定したコンクリートへのCs、Srの浸透計算を行った。