[3D11-14] 解体・除染技術

[3D12] 原子力発電所の廃止措置における廃棄物管理シナリオの検討

中間貯蔵が低レベル放射性廃棄物の物量に及ぼす影響

*小松 啓祐¹、川崎 大介¹、柳原 敏¹ (1. 福井大)

キーワード：廃止措置、廃棄物管理、中間貯蔵、レベル区分

IAEAの廃止措置の方針は，即時解体，遅延解体，原位置埋設の三種類に大別されるが，台湾のように，放射性廃棄物の中間貯蔵を取り入れると，処分場の無い我が国においても即時解体を行うことができ，廃止措置の終了を早めることができる．ここでは中間貯蔵とは，原子力施設の解体終了から放射性廃棄物の最終処分場建設までの間，廃棄物をサイト外の別の施設で管理することを指す．仮に，中間貯蔵施設から処分場へ廃棄物が搬送される際にレベル区分し直す場合，中間貯蔵期間中の減衰に応じて放射性廃棄物の物量が低減される可能性がある．本研究ではレベル区分のタイミングや中間貯蔵期間の長さなどが放射性廃棄物の物量に及ぼす影響を明らかにする．