[3H01-03] 実験手法

[3H03] 光子-中性子結合確率母関数方程式に基づいたFeynman-α法の理論式導出

*遠藤 知弘¹、山本 章夫¹ (1. 名古屋大学)

キーワード：即発中性子減衰定数、ガンマ線、炉雑音、確率母関数、Feynman-α法、PHITS

ガンマ線検出数の炉雑音測定結果から即発中性子減衰定数αの推定が可能かどうか考察するため、光子-中性子を結合した確率母関数方程式に基づいてFeynman-α法の理論式を導出した。結果として、外部線源や光-原子相互作用によって検出光子間に追加の相関が生じることにより、従来のFeynman-α法の理論式に対して「定数項のバックグラウンド成分」が追加される形となる。PHITSを用いることでガンマ線炉雑音測定の仮想数値実験を実施し、導出した理論式をフィッティングすることで即発中性子減衰定数αの推定を試みた。