2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[3I11-14] 溶融塩炉2

2020年9月18日(金) 16:00 〜 17:15 I会場 (Zoomルーム9)

座長:小野田 雄一(JAEA)

16:30 〜 16:45

[3I13] 塩化物溶融塩高速炉のフィージビリティー

(6)材料の腐食特性

*後藤 琢也1、鈴木  祐太1、中出  邦亮1 (1. 同志社大学)

キーワード:溶融塩炉、塩化物溶融塩、腐食挙動

金属構造材料の溶融NaCl-CaCl2での報告はほとんどない。そこで、溶融NaCl-CaCl2中での構造材料について、腐食試験を行た。具体的には、まず、原子力分野において典型的な構造材料の成分であるニッケル、コバルト、モリブデン、クロム、チタンについて検討を行い、ぞれぞれの腐食電位と腐食電流を求めた。ステンレス合金、ニッケル基合金についても、同様の検討を行った。これらのデータに基づき、良い耐食性を示した材料について、炭素被覆を施し、腐食試験を行った結果について報告する。以上の結果から、本提案の炉にふさわしい材料の提案を行う予定である。