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[3J02] 小学校における原子力エネルギーと地層処分に係るコミュニケーション改善の効果的アプローチ
(2)出前授業10年目のいわき市-小学校6年生に対するコミュニケーション
キーワード:放射線教育、リスクコミュニケーション
原子力発電は「難しい」「危ない」というイメージが強く、再稼働に際して周辺住民の理解が得られているとは言い難い。電気事業者と周辺住民との間のコミュニケーションの改善には、「何をどう伝えるか」に課題があると考えられる。チームEEEは「難しい」「危ない」というイメージが強い原子力エネルギーや放射線、地層処分を、小中学生を対象にわかりやすく伝える出前授業を実施し、理解促進を図っている。この事例より、上記課題の解決を図るべく、本年1月にいわき市立小学校6年生の出前授業を参観し、授業内容と伝え方を分析した。その手法と子供たちの考えの変容や受容について調査分析したところ、授業前に比べて子供たちは放射線の危険性を理解し原子力発電の問題点や地層処分についての理解を示したと考えられる。