2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[3K09-11] ナトリウム冷却高速炉2

2020年9月18日(金) 16:25 〜 17:15 K会場 (Zoomルーム11)

座長:藤村 幸治(日立GE)

16:55 〜 17:10

[3K11] ナトリウム冷却高速炉の炉心崩壊事故時における溶融炉心物質の再配置挙動に関する研究

(9)ナトリウム中水平構造物に衝突する炉心溶融物質の微細化・冷却挙動に対する解析モデルの検証

*五十嵐 魁1、堺 公明1、加藤 慎也2、松場 賢一2、神山 健司2 (1. 東海大学、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:高速炉、炉心崩壊事故、溶融炉心物質再配置、SIMMER-III

ナトリウム冷却高速炉の炉心崩壊事故時に溶融した炉心物質(溶融炉心物質)は主に制御棒案内管を通じて炉心下部へ流出し、ナトリウム中水平構造物である炉心入口プレナム底板に衝突すると想定される。溶融炉心物質の水平構造物への衝突に伴う微細化と微細化デブリの冷却は、炉心崩壊事故の事象推移を明確にし、安全評価の不確かさを低減するために解明すべき重要な現象の1つとなっている。そこで日本原子力研究機構では、ナトリウム中水平構造物に衝突する炉心溶融物質の微細化・冷却挙動を解明することを目的にカザフスタン共和国国立原子力センターの試験施設を利用したEAGLE-3計画が実施されている。本研究ではSIMMER-Ⅲコードを用いてEAGLE-3計画で実施された炉外試験を対象とした解析を実施し、解析値と実験値の比較により解析モデルの妥当性を検証した。