2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-4 量子線の医学利用

[3M01-04] 医療応用

2020年9月18日(金) 10:30 〜 11:45 M会場 (Zoomルーム13)

座長:前畑 京介(帝京大)

11:00 〜 11:15

[3M03] 放射性核種の共鳴励起に向けた半導体レーザー直接励起チタンサファイアレーザーの開発

*服部 浩也1、Volker Sonnenschein1、寺林 稜平1、富田 英生1,2、島添 健次2,3、Klaus Wendt4 (1. 名古屋大学、2. JSTさきがけ、3. 東京大学、4. マインツ大)

キーワード:波長可変レーザー、共鳴励起、レーザー核偏極、放射性核種

単原子に対し、原子の準位間のエネルギー差に相当する波長(周波数)を持つレーザー光を照射することで、共鳴的に励起することができる。エネルギー準位には、元素のみならず、核種による僅かな差異(同位体シフト・超微細分裂)があるため、レーザー光の偏光制御などと組み合わせることで、特定の核種のイオンを生成したり、光ポンピングによる核偏極を実現することができる。本研究では、近年、高出力化が進んでいる青色・緑色半導体レーザーにより直接励起されたTi:Sapphireレーザーの開発を行い、共鳴励起用光源としての特性を評価した。