2020年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1K07-12] MCCI対策

2020年3月16日(月) 15:20 〜 16:55 K会場 (共通講義棟 S棟2F S-21)

座長:西岡 佳朗(東芝)

15:20 〜 15:35

[1K07] シビアアクシデント時の溶融炉心冷却・MCCI対策の信頼性向上に係る研究

(その1)研究目的と全体計画

*竹内 淳一1、蒲原 覚1、池田 秀晃1、山岸 誠1 (1. 三菱重工業(株))

キーワード:シビアアクシデント、溶融炉心、MCCI

既設PWRプラントでは、シビアアクシデント時の対策として代替格納容器スプレイ等を用いて原子炉容器の下部空間に水張し、原子炉容器から流出する溶融炉心を冷却して溶融炉心―コンクリート相互作用によるベースマットのメルトスルーを防ぐ対策を採用している。本研究では、さらなる安全性向上を目指し、万が一、早期の水張に失敗した場合においても、原子炉容器から流出した溶融炉心を格納容器床コンクリート上に薄く拡げることで、注水機能復旧時の溶融炉心冷却を促進する低粘性化材と関連する評価技術を開発する。ここでは、一連の研究開発の概要を紹介する。