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[1K09] シビアアクシデント時の溶融炉心冷却・MCCI対策の信頼性向上に係る研究
(その3)溶融炉心と低粘性化材混合物のVITI及びコールドクルーシブルによる物性計測
キーワード:溶融炉心、MCCI、物性、VITI、コールドクルーシブル
低粘性化材の効果の確認と、物性モデルの開発に資するデータの拡充を目的として、溶融炉心と低粘性化材混合物の物性計測を行った。計測した物性は、固相線・液相線温度、密度、表面張力、粘性係数であり、計測には仏CEAのVITI装置とチェコCVRのコールドクルーシブルを用いた。
溶融炉心と低粘性化材の割合を変えて計測を行った結果、固相線・液相線温度、密度、表面張力は、低粘性化材割合が増加するにつれ低下する傾向を示した。次に、溶融炉心と低粘性化材混合物の液相粘性係数を計測し、流動性を有する低い粘性係数であることを確認した。これらの計測結果から、溶融炉心と混合させることで、冷却固化しにくく十分な流動性を維持し拡がりやすくなるという、低粘性化材の効果を確認することができた。
溶融炉心と低粘性化材の割合を変えて計測を行った結果、固相線・液相線温度、密度、表面張力は、低粘性化材割合が増加するにつれ低下する傾向を示した。次に、溶融炉心と低粘性化材混合物の液相粘性係数を計測し、流動性を有する低い粘性係数であることを確認した。これらの計測結果から、溶融炉心と混合させることで、冷却固化しにくく十分な流動性を維持し拡がりやすくなるという、低粘性化材の効果を確認することができた。