2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2E04-07] 湿式分離・再処理

2020年3月17日(火) 10:50 〜 12:00 E会場 (共通講義棟 M棟1F M-1)

座長:魚住 浩一(電中研)

11:20 〜 11:35

[2E06] 高レベル廃液中からのアメリシウム分離のための新しい抽出法の開発

*鈴木 英哉1、伴 康俊1、津幡 靖宏1、宝徳 忍1、森田 圭介1、樋川 智洋1、筒井 菜緒1、黒澤 達也1、柴田 光敦1、松村 達郎1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:分離変換、MA分離、溶媒抽出、抽出剤、HONTA、ADAAM、Am

日本原子力研究開発機構では、分離変換技術の確立を目指して、高レベル廃液(HLLW)中からマイナーアクチノイド(MA)を回収するための新しい分離技術の研究開発を行っている。分離プロセスでは、性質の似ているランタノイドとMAとの相互分離が大きな課題となっている。また、核変換用燃料を取り扱う上で、発熱性のキュリウム(Cm)をアメリシウム(Am)から除去することが望ましい。しかしながら、性質の酷似するAmとCmの分離は極めて困難である。本研究では、実用性の高い2種類の抽出剤HONTAとADAAMを用い、これらを混合して用いる新しい分離法によって、模擬HLLW中からAmのみを効率的に分離することに成功した。