2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮

[1B01-03] 同位体分析・同位体分離

2021年9月8日(水) 14:45 〜 15:45 B会場

座長:桑原 彬 (名大)

14:45 〜 15:00

[1B01] レーザー共鳴イオン化飛行時間質量分析のためのグラファイト原子源の開発

*山口 穂乃花1、服部 浩也1、井坪 暁1、Volker Sonnenschein1、寺林 稜平2、富田 英生1,3、Klaus Wendt4 (1. 名大、2. 東大、3. JSTさきがけ、4. マインツ大)

キーワード:質量分析、同位体分析、放射性核種

福島第一原子力発電所の廃炉作業における組成が不明な試料の分析やα核種などを用いた放射線治療に関連した不純物分析においては、迅速に元素・同位体を定量することが求められている。本研究グループでは、簡便な前処理で迅速な元素・同位体分析が実現できると期待されるレーザー共鳴イオン化質量分析(Resonance Ionization Mass Spectrometry: RIMS)の開発を進めている。回折格子型Ti:Sapphireレーザーを用いたRIMSによる多元素・同位体迅速分析に向けて、グラファイト原子源を飛行時間型質量分析計に導入し、本原子源の基本動作確認を行った。