14:45 〜 15:00
[1B01] レーザー共鳴イオン化飛行時間質量分析のためのグラファイト原子源の開発
キーワード:質量分析、同位体分析、放射性核種
福島第一原子力発電所の廃炉作業における組成が不明な試料の分析やα核種などを用いた放射線治療に関連した不純物分析においては、迅速に元素・同位体を定量することが求められている。本研究グループでは、簡便な前処理で迅速な元素・同位体分析が実現できると期待されるレーザー共鳴イオン化質量分析(Resonance Ionization Mass Spectrometry: RIMS)の開発を進めている。回折格子型Ti:Sapphireレーザーを用いたRIMSによる多元素・同位体迅速分析に向けて、グラファイト原子源を飛行時間型質量分析計に導入し、本原子源の基本動作確認を行った。