2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1C01-06] 廃棄物

2021年9月8日(水) 10:20 〜 12:00 C会場

座長:千田 太詩 (東北大)

11:20 〜 11:35

[1C05] 炭酸カルシウムとの共晶析による淡水からの放射性ストロンチウム連続除去に及ぼす過飽和度の効果

*市川 恒樹1,2、山田 一夫2 (1. 北海道大学、2. 国立環境研究所)

キーワード:放射性ストロンチウム、炭酸カルシウム、共晶析、除染率、過飽和度

カルシウムイオンを含む淡水が放射性ストロンチウムにより汚染された場合の除染法として、これに炭酸ナトリウムを添加して過飽和炭酸カルシウム水溶液とし、炭酸カルシウム結晶を充填したカラムにこれを通すことにより、炭酸カルシウムと共晶析させてストロンチウムを連続除去する方法を開発した。ストロンチウム除染率は溶液の過飽和度上昇と共に上昇し、99.5%以上の除染が可能だった。