[1E07-11] 過酷事故1

[1E07] 静的デブリ冷却システムの開発 Phase II

(3)ZrO₂耐火材の耐浸食性

*窪谷 悟¹、高橋 優也¹、金村 祥平¹、塚田 圭祐¹、山本 泰¹、堀江 英樹¹、鬼塚 洋一¹、田原 美香¹、藤井 正²、吉川 拓巳³ (1. 東芝ESS、2. 日立GE、3. 原電)

キーワード：溶融炉心、シビアアクシデント、耐火材、二酸化ジルコニウム、耐浸食性

耐火材は純度や組織形態が様々な材料であり、異なるZrO₂耐火材のデブリへの耐浸食性を明確にする必要がある。ZrO₂耐火材のデブリへの耐浸食性を明らかにするために、純度や組成の異なる材料について、デブリの液相線温度となる2200℃前後での浸食試験を行った。純度によらず、デブリの液相線温度直下までの加熱では耐火材の浸食が認められなかった。平衡状態図解析によりデブリの状態を評価し、ZrO₂耐火材がデブリに対して高い耐浸食性を有する事を明らかとした。