2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1E07-11] 過酷事故1

2021年9月8日(水) 14:45 〜 16:10 E会場

座長:新井 崇洋 (電中研)

15:00 〜 15:15

[1E08] 静的デブリ冷却システムの開発 Phase II

(4)耐火材敷設構造の最適化

*木村 友則1、能島 雅史1、藤井 正1、鬼塚 洋一2、吉川 拓巳3 (1. 日立GE、2. 東芝ESS、3. 原電)

キーワード:シビアアクシデント、溶融炉心-コンクリート相互作用、静的デブリ冷却システム

既設原子力プラントのシビアアクシデント時における安全性向上には、溶融炉心-コンクリート相互作用(MCCI)の抑制が必要である。MCCI対策として、格納容器底部や側面部に高融点の耐火材で構成された設備の設置・導入が進められている。本研究では、より合理的な設備構成としてZrO2耐火材とAl2O3耐火材を多層化する静的デブリ冷却システムにおける設計要件を明らかにするため、共晶温度付近における化学的反応性を評価した。また、代表プラントに対する溶融炉心落下後の熱伝導評価から、ZrO2耐火材とAl2O3耐火材間の共晶反応を抑制しつつ、MCCIを回避できる設備仕様を見出した。