2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1E12-14] 過酷事故2

2021年9月8日(水) 16:10 〜 17:05 E会場

座長:間所 寛 (JAEA)

16:10 〜 16:25

[1E12] FFRD事象における放出ペレット堆積部冷却性への堆積状態による影響の検討に関する試験手法の開発

*清水 勇希1、小方 宏一1、篠原 靖周1、大和 正明2 (1. NDC、2. MHI)

キーワード:FFRD、ペレット細粒化、ペレット放出、放出ペレットの堆積、炉心冷却性、高燃焼度燃料、LOCA

LOCA時に高燃焼度燃料で想定されるFFRD(Fuel Fragmentation, Relocation and Dispersal)事象において、細粒化したペレット片が放出された場合のLOCA時及びLOCA後の炉心冷却性に関して実験的手法による知見が少ない。放出ペレット片がグリッドの上部や被覆管とグリッドの隙間に堆積する場合、堆積したペレット片からの崩壊熱や冷却流路の閉塞により堆積部やその下流側で温度上昇が想定される。ペレット片堆積状態は当該箇所の冷却性に影響し、被覆管バースト時の状況や水蒸気流況等により変化すると考えられる。本発表では、我々が開発した未照射3×3模擬PWR燃料棒バンドル体系においてペレット片のグリッド部堆積挙動を模擬する炉外試験装置を用いて、ペレット片堆積状態の変化によるグリッド部周辺冷却性への影響を検討する為に開発した試験手法の概要と、当該手法を用いた試験の結果を報告する。