[1G01-03] 加速器・ビーム加速

[1G01] 新加速方式：ハーモニートロン実現を目指す垂直FFA加速器の原理実証

(1)垂直FFA原理検証機におけるビーム加速の研究

*足立 恭介¹、有馬 秀彦¹、米村 祐次郎¹、和賀 雄飛¹、伊藤 彰洋¹、高松 恒輝¹、池田 伸夫¹、森 義治² (1. 九大、2. 京大)

キーワード：固定磁場強集束加速器、マルチコイル型電磁石、縦方向のビーム力学、ハーモニートロン

大強度ハドロンならびに短寿命ミューオンを効率良く加速する新方式の加速方式：ハーモニートロン（Harmonytron)が提案されている。そこでは垂直FFA（Fixed Field Alternating gradient）加速器を利用する。垂直FFA加速器とは、曲率半径を一定に保ったまま加速と共に軌道が垂直方向に変化するFFA加速器である。本研究では垂直FFA原理検証機の設計・開発を目的とし、複数のコイルを用いて磁場勾配を生成するマルチコイル型電磁石を用いた電磁石設計とビーム力学的検討を行っている。本発表では、原理検証機におけるビーム加速を目的とした縦方向のビーム力学的検討の現状について報告する。