[1H06-13] 燃料デブリ・核物質測定

[1H11] 燃料デブリ中の核燃料物質量の定量のための非破壊測定試験

(3)ガンマ線非破壊測定技術を用いた核燃料物質中の不純物の特定

*鈴木 梨沙¹、能見 貴佳¹、長谷 竹晃¹、白茂 英雄¹、芝 知宙¹、冠城 雅晃¹、奥村 啓介¹、小菅 義広²、高田 映²、名内 泰志³ (1. JAEA、2. NESI、3. 電中研)

キーワード：燃料デブリ、プルトニウム、非破壊測定、中性子測定、ガンマ線スペクトル

燃料デブリ中に含まれる核燃料物質の非破壊測定による定量において、核燃料物質以外の物質の組成・量を得ることで、測定精度の向上が期待できる。プルトニウム燃料技術開発センターでは、プルトニウム酸化物試料から発生したガンマ線のスペクトルを解析することにより、当該試料中に含まれる不純物成分を把握・評価する試験を実施した。その結果、プルトニウム酸化物試料中に含まれるフッ素とアルファ線の核反応により生成される²²Na由来のガンマ線を検出するとともに、当該ガンマ線の発生率から、当該試料中の軽元素不純物とアルファ線の核反応由来の中性子の主要な発生源がフッ素とアルファ線の核反応であることを特定した。