4:30 PM - 4:45 PM
[1H13] Measurement test of non-destructive assay for quantification of nuclear materials in fuel debris
(5)In-situ passive gamma-ray measurement for plutonium item using a CeBr3 detector
Keywords:Fukushima Daiichi Nuclear Power Station, Fuel Debris, Passive gamma-ray method, CeBr3 scintillator , Quantification of Nuclear Material, Plutonium Fuel Development Center
福島第一原子力発電所(1F)では、取り出した燃料デブリを容器に収納する際、臨界管理や核物質検知の点から採取試料の非破壊測定が必要である。一方、HPGe検出器は、冷却装置や遮蔽を要することから装置全体が大型し、狭い場所では導入が困難になる。そこで、小型なCeBr3検出器による燃料デブリの非破壊測定に向け、実燃料測定試験をした。測定では、プルトニウム燃料技術開発センターが有するSUS缶に収納されたPuO2試料を測定対象とし、SUS缶から遮蔽を含めて5 cm以下の近距離で測定した。その結果、測定試料に含まれる241Amガンマ崩壊由来の59.5 keVから236Pu子孫核種208Tl由来の2614 keVまでのガンマ線スペクトルを取得し、さらに、HPGe検出器での測定ならびにモンテカルロシミュレーション計算の結果とも比較したので報告する。