2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1I07-10] 炉雑音測定・解析

2021年9月8日(水) 14:45 〜 15:55 I会場

座長:多田 健一 (JAEA)

15:30 〜 15:45

[1I10] 炉雑音解析手法への動的モード分解の適用

(2)bootstrap法を用いた統計的不確かさ評価

*遠藤 知弘1、西岡 楓賀1、山本 章夫1、渡辺 賢一2、卞 哲浩3 (1. 名大、2. 九大、3. 京大)

キーワード:炉雑音解析、動的モード分解、即発中性子減衰定数、不確かさ評価、ブートストラップ法

中性子計数率や測定時間が増加するにつれて、検出時刻情報のデータ数は膨大となる。それにより、全検出時刻情報データを読み込んで炉雑音解析手法を適用することが困難となり、その統計的不確かさを評価することが課題となる。この課題を解決するため、検出時刻情報を分割した小容量バイナリファイルに対して、bootstrap法により分割ファイルを復元抽出することで、動的モード分解を適用したRossi-α法による即発中性子減衰定数αおよび統計的不確かさを評価する実用的な手法について検討した。