[1K01-06] 規制・技術評価・受容性

[1K01] マイクロ炉の安全及び社会的受容をめぐる考察

*菅原 慎悦¹、大槻 昇平²、淀 忠勝²、中里 道²、蒲原 覚² (1. 関西大、2. MHI)

キーワード：マイクロ炉、イノベーション、原子力安全

近年、小型炉や先進炉の開発に向けたイノベーションが活発化している。実用に向けての進捗著しい軽水炉型の小型モジュラー炉（SMR）が大型軽水炉技術をベースとした「進化的」（evolutionary）設計として位置付けられる一方、従来技術とは大幅に異なる「革新的」（revolutionary）設計として表象される原子炉も複数提案されている。本研究では、後者の系譜に連なる可搬型のマイクロ炉を例にとり、既存技術からの非連続性が強調される新規技術の安全や規制上の論点ないし社会的受容をめぐる課題について、科学技術社会論やリスク・ガバナンス論などの社会科学的な知見も参照しつつ考察を行う。