[1K11-14] 教育・人材育成

[1K12] 原子力技術伝承のためのナレッジマネジメントによる日立GEの取組み

*八木 理¹、寺尾 圭論¹、小貝 真名美¹、大坂 雅昭¹、松井 哲也¹、荻原 直紀² (1. 日立GE、2. ナレッジ・アソシエイツ・ジャパン)

キーワード：ナレッジマネジメント、ナレッジマップ、技術伝承

原子力技術の次世代への確実な伝承はわが国でも大きな課題となりつつあるが，日立GEではナレッジマネジメント（以下，KM）を用いた技術伝承活動を2017年より実施してきた。主な活動は，１）保有している技術をリスト化したナレッジマップの作成，２）ナレッジマップの各項目でその技術を有するエキスパートとそれを受け継ぐ若手（ネキスパート：Next expertの造語）の組織的な管理，３）前記１）２）の評価による技術の喪失リスクのある領域の明確化，４）アワードやフォーラムの開催によるKM活動の活性化と定着化，５）技術情報アクセス性の向上を目的とした全文検索システムの導入や社内ホームページの刷新による情報体系整理である。本報告では，これまでのKM活動の進捗と今後の課題などについても合わせて報告する。